以前、メルボルン市内観光の記事でメルボルンの名物氏、裏路地やストリートアートの巡るマップを紹介しました。Part1をまだ読んでない方は是非こちらもチェックしてみて下さい。
今回はオーストラリア、メルボルンの市内観光必見の歴史ある建造物を紹介していきます。すべて市内観光で無料で巡れる人気スポットになっているので是非参考にして下さい。
ビクトリア州立図書館<State Library Victoria>
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ビクトリア州立図書館は1856年に開業して以来増築や改装を繰り返している図書館で、中でも1990〜2004年の間で約$2億(オーストラリアドル)をかけて行われた大規模な改装によって結果的に世界的にも有名になった図書館。
多くの書物はもちろんのこと、コンピュータルームや勉強用のスペース、幼児や子供のためのスペース、ショップやカフェ、さらにはギャラリーなどまで様々なエリアがあり、館内は観光で見て回るだけでも非常に楽しめます。
死ぬまでに訪れたい世界の図書館TOP 10にも入っているらしいです。
チェスの歴史、研究、練習に特化した幅広い資料が収められており、チェスをしている人たちも見かけます。
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老人から子供までチェスの腕自慢達が図書館前の庭で巨大チェスでゲームをしています。
328 Swanston St, Melbourne VIC 3000 オーストラリア |
フリンダース・ストリート駅<Flinders Street Railway Station>
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メルボルンの観光冊子などでもよくトップを飾る有名な駅でメルボルンの顔と言っても良い存在。
1日約25万人が利用するこのフリンダース・ストリート駅からメルボルン郊外へたくさんの電車が出ている。ゴールドラッシュで栄えた1850年代にオーストラリア国内で最初の駅として1854年に開業。メルボルン市民や観光客の間で代表的な待ち合わせ場所になっています。
フリンダース通りとヤラ川に挟まれている為、完成して以降の改装などに制限を生むかたちとなったが、サザン・クロス駅と並ぶメルボルンの2大駅として市民に愛されています。
ちなみに駅入り口にたくさんの時計が並んでいるが、これは当時、プラットフォームの数ある時計がそれぞれの次の電車の発車時刻を知らせるものとして使われていたそうです。
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夜はライトアップされ、街を明るく照らすフリンダース・ストリート駅の様子も美しいです。
Flinders St, Melbourne VIC 3000 オーストラリア |
パーラメントハウス(州議事堂)<Parliament House>
ゴールドラッシュによる建築ブームで1855年に建設を開始されましたが、当初のデザインでは莫大な費用がかかることなど様々な理由で建築が進まず、いまだに完全には完成していないとされていて改装や増築を繰り返しています。オーストラリアが国として認められた1901年から1927年までは仮の首都であったメルボルンでオーストラリア議会が行われていました。
メルボルン市内を無料で走るフリートラム(エリア)内から見ることができ、逆時計周りで走っているトラムの右側後方の席に座ると目の前のトラムストップで停車した際にいい感じに目に収めることができるそうなので、時間のない方は是非トラムの中から見てみてください。
(当時工事中でほとんど様子がわからなかった為写真がありません。次回オーストラリアを訪れた際に付写真が撮れることを願います。泣)
Spring St, East Melbourne VIC 3002 オーストラリア |
オールドトレジャリービルディング<Old Treasury Building>
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オールドトレジャリービルディングは1858年から4年ほどの歳月をかけ1862年に日本で言うところの旧大蔵省として建てられた建物で、現在は旧財務省の博物館としてメルボルンの歴史を学べる展示物を無料で見学することができます。
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地下の通路にはそれぞれのセクションに分かれた部屋があり、当時の生活で使われていたもの展示品や生活の様子、昔のメルボルン市内の写真など、メルボルンがどのように今日まで発展してきたのかを学べます。
Old Treasury のココに注目
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元々はゴールドラッシュ時代に金を保管する役割も担うはずだった地下の「金の金庫室」は結果として政府の文書を保管する場として当時利用されることとなったそうですが、現在は地下の一室で実物の金の延棒が床一面に敷かれた部屋があり、間近で見ることができるのが見どころとなっています。
20 Spring St, East Melbourne VIC 3002 オーストラリア |
セントポール大聖堂<St Paul’s Cathedral>
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1926年から約6年の歳月をかけて建設されたセントポール大聖堂はメルボルン市の中心地、フリンダース・ストリート駅の目の前に位置する130年以上の歴史を持つ大聖堂です。
セントパトリック大聖堂の建築で使われた暗いブルーストーンとは対照的な明るいパラブールヒルズとウォーンポンドを石細工をしようしているため、温かみのある色合いとなっています。
尖塔の部分だけ色が違うのは、メルボルン協会当局と建築家のバターフィールド氏の間で論争があり彼の脱退という形で中途半端な段階で建築を終了、なんと尖塔がない状態が40年も続いた為だそうです。
その後シドニーの建築家に尖塔の設計が任せられ、1933年に今の高さまで完成したそうです。完成した当時はメルボルンで最も高い建造物で312フィート(約95m)の高さを誇る尖塔はムーアハウススパイアと名付けられています。
堂内にある巨大なパイプオルガンが見所の一つとなっており、見学も無料です。
写真撮影は募金という形で$5ほど寄付することになっています。
住所 | Flinders St, Melbourne VIC 3000 オーストラリア |
セントパトリック大聖堂<St Patrick’s Cathedral>
![セントパトリック大聖堂の全体像](https://www.sobtravels.com/wp-content/uploads/2021/06/5D7AB058-5B43-4CF0-A917-029BCEE9D3A1-scaled.jpeg)
セントパトリック大聖堂は1858年から80年以上の歳月をかけて建設され1939年に完成したカトリック教会でオーストラリア最大のゴシック建築で過去にローマ法王も訪れているメルボルンで最も有名な大聖堂。
メルボルンのダウンタウンからはトラムですぐだが、歩いても充分来れる距離にある。ミサの時間を除いて堂内は見学自由となっている。
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遠くからでも見える尖塔(せんとう)は高さ103メートルほどありフィッツロイの街からも見える。よく見てみると雨樋(あまどい)にはガーゴイルの彫刻がついていたりと細部まで拘りがすごい。またブルーストーンと呼ばれるオーストラリアで取れる青い玄武石をふんだんに使っているためは外観が黒く見えるようになっています。
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堂内に入ってすぐ、後ろを振り返ると立派なステンドグラスが。堂内には他にもたくさんのステンドグラスがあり、なかには最後の晩餐を描いたものもあるので是非探して欲しいです。
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堂内には煌びやかな装飾や巨大なパイプオルガンが置かれている。また、現在はなくなってしまった教会などから礼拝堂だけをセントパトリック聖堂内に移動させてあるので数種類の礼拝堂を見ることができます。
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非常に広い堂内は天井も高く、モザイクの床やステンドグラスから入る光が堂内の神聖な空間を作り出している。信仰心の有無にかかわらず堂内に1歩足を踏み入れれば、誰もが心洗われるような不思議な気持ちを体験できる場所です。
住所 | 1 Cathedral Pl, East Melbourne VIC 3002 オーストラリア |
カールトン庭園と王立展示館<Carlton Gardens>
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メルボルンの中心に位置するビクトリア調の優雅な王立展示館は1880年にメルボルン万博のために建てられた建築物で、カールトン庭園と共に世界遺産にも登録されている場所です。
散歩やピクニックしたり、バスケやテニスのコートもあるので休日にメルボルンの人々が集まる場所の一つとなっています。
有料にはなりますがメルボルン博物館やIMAXシネマがありますので興味のある方は是非訪れて見てください。
1-111 Carlton St, Carlton VIC 3053 オーストラリア |
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