「失敗しない留学先選び」編(Part3)。
今回はワーホリする前に知っておくべき本当のワーホリ活用術についてです。
海外留学に行くとき国選びと同じくらい悩むのが留学手段ですよね、
どのビザを取得して留学へ行くかというのは今後の将来に思わぬ違いを生みます。
「私はとりあえず人気のワーキングホリデーで海外留学一択!」
という方はちょっと待ったです!
ワーホリする前に、いま一度考えてもらえたらと思います。
では結論から言いますと、
初めての留学をするなら、「学生ビザ」 or「 観光ビザ」で留学先に入国するのが賢い選択。
いやいや、学生ビザって学費もかかるし、ワーホリするのにわざわざ観光ビザで留学する意味ってあるの?
こんな疑問がまず出てくると思いますが、そんな人にこそ一旦今回の記事を読んでみて欲しいです。
そもそもワーキングホリデーって何?
一応、知らない人のために簡単に説明すると、ワーキングホリデーとは18〜31歳を対象に1年間海外で自由に生活しながら現地で就労することができる権利を得られれるという制度のことです。
こんなに素晴らしい制度ですが、基本的には一人一回、たったの1年間という限られた期間しか与えられていません。
なんで最初にワーホリをおすすめしないのか?
勘の良い人はすでに気付いているかも知れませんが、たったの1年間しかないこの制度を、如何にフル活用しないと勿体無いかという話になってくるわけです。
これは後にその国に永住したいと考えたときや、その国でもっと働きたいと思った時にワーホリで働いている環境が次のステップに大きく関わってくることがあるからです。
限られたワーホリの1年間の中で、語学学校へ数ヶ月通うだけであっという間に1/4程の期間を消費するのはあまりにも勿体無いです。
そこで、学生ビザや観光ビザを使ってまずは現地の国を知る、要は準備期間を儲けるわけです。
学生ビザで留学するメリット
年齢制限や期間の決まりは特に無く、国によっては条件付きにはなりますが学生ビザでも就労できます。ちなみにオーストラリアの場合は語学学校に通っている人でも週に20時間までの就労が認められており、貯金ができるほど稼げます。
そもそも初めての留学で、いきなり現地のレストランやカフェで働くというのは実際かなりハードルが高いです。仕事を見つけるだけでも苦労するので、学生ビザを利用しながら現地の生活にゆっくり慣れていき、英語力をアップさせながら仕事のスキルを磨くことがおすすめです。
せっかくのワーホリで日本食レストランで現地の人たちと働く機会もなく、気づけば周りは日本人ばかりの環境になっては勿体無いですよね。
また学生のうちに休学して留学したり、いっそ海外の学校に通うなんてことを考えても将来の選択肢が3倍くらい広がって良いと思います。
観光ビザで入国するメリット
これは単純に現地の生活や環境を下調べすることができるというメリットです。
例えば国内で他県に引越しをすることを想像してください。
自分にとって初めての、土地勘も人脈もない地で生活するのに「慣れ」が必要ですよね。
ましてはそこは日本語の通じない環境です。
観光ビザを利用して幾つかの都市を旅行しながら、住むのに良い立地を探すも良し、仕事の情報を集めるも良し、「百聞は一見に如かず」です。
実際に留学をする際、ネットで求人や部屋の物件を探すことになるのですが、それを利用しながら先に視察や実際に交渉してみるのもアリかも知れません。
デメリットはないの?
もちろんこれらの方法は良い事づくしという訳ではありません。
1番のデメリットはやはり費用です。
学生ビザの場合、学費がかかってきますのでコストはワーホリの数倍掛かります。
観光ビザもワーホリで入国する為には、いったん国外に出て再入国する必要があるのでその際の航空費などがかかります。
こういったコスト面の話は人それぞれ違うと思います。(ちなみに筆者は学費の高さや早く留学に行きたいという焦りから初めての留学でワーホリを選択しました。)
いきなりワーホリは失敗するのか?
初めての留学でワーホリを利用することで必ず後悔するというわけではないです。
ただ単に経験の為に外国へ行きたいという人もいるでしょうし、コスト面だけでなく、人によっては留学は1年だけと決めている人、ワーホリできる年齢制限が近づいているという人もいるでしょう。
そういった場合は日本にいるうちから出来る限りの下調べと英語学習をしておくことで、ワーホリの可能性は十分に広がると思います。
ちなみにオーストラリアでは、最長3年間のワーホリビザ取得が可能です。
これはオーストラリア政府の定めた特定の職種(主に農業など)を決められた日数従事する事で下りるのですが、確実に取得できる保証はないです。
筆者もオーストラリアのセカンドビザを取る際に約4ヶ月この農業を経験しましたが、1年の1/3をファーム生活に当てるのが本当にあなたに良いのかは考えないといけません。
このファームの話はまた別の機会にお話ししたいと思います。
まとめ
これから初めて海外留学をする人はワーホリビザの素晴らしい恩恵がまだいまいちピンとこないと思いますが、留学した際に今回の話はこういう事だったのかとチラッと思い出してもらえたら嬉しいです。
もし時間や金銭的にゆとりがあれば、今回の話を参考に是非学生ビザや観光ビザでの渡航も検討してみては如何でしょうか。
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