世界一住みやすい都市メルボルンで実際に暮らしてみて感じること。

メルボルンで最も写真映えする駅

今回は世界で一番住みやすい都市になんと7年連続選ばれたことのあるオーストラリアを代表する都市の一つ『メルボルン』で実際に1年間生活した筆者がその魅力をギュギュッとまとめて紹介。

留学や旅行先にメルボルンが候補になっている方は要チェックです。

メルボルンが住みやすい都市に選ばれる理由とは

住みやすい都市とは言ってもそもそも何を基準に住みやすいって判断されているのか疑問に思いますよね?

これはアメリカの経済誌「Global Finance」による調査でその都市の経済力、一人当たりのGDP、移住性、環境、文化交流、交通インフラ、研究開発、2020年はCOVID-19の死亡率を集計したもので算出された指標でランクづけされています。

ちなみに日本は東京と大阪の2都市がこのランキングのTOP10に選ばれているんです。

メルボルンで日頃生活していて感じたのは、移民が多いこともあって多民族文化に対する受け入れもできており差別などもかなり少ないと思います。

地域によっては治安の悪いところもありますが、海外ではかなり良い方だと言えるんです。

メルボルン市内を走る無料のトラム

また、メルボルン市内にはトラムと呼ばれる路面電車が走っているのですが、街の中心地はフリーゾーンとされ、なんと無料で乗れます。

このフリートラムの存在は観光で市内を巡るのにもとても便利です。

メルボルン発展の(ざっくり)歴史

ヨーロッパからの移民によってアボリジニと呼ばれるオーストラリアの先住民族の一つであるクリン族を(控えめに言って)排除し住み始めたことが始まり。

イギリス本土からの移民をする者には土地が与えられるということで、未開発の新天地で成功を求める移民たちで発展を遂げてきたそうです。

(日本に住んでて土地をやるから、未開発のよく分からない島に引っ越さないかって言われてもYesとはなかなか言えないですよね、まさに一世一代の大博打だったことでしょう。)

そして1851年、ビクトリア内陸部で金が発見されたことをきっかけにゴールドラッシュ到来!!

メルボルンで見れる本物の金のバー
<Old Treasury Buildingに保管されている金の延棒>

ここから多くの移民が一獲千金を目指しオーストラリアへ移住し一気に繁栄を遂げてきました。

また1865年に頃に空前の建築ブームを迎え、今もメルボルンに残る歴史的な建造物はこの時に建てられたわけです。

ちなみにオーストリアが国として正式にオーストラリア連邦として設立したのは1901年。

つまり国としての歴史は120年ほどのとっても若くてイケイケな国なんですね。

ちなみにメルボルンはオーストラリア連邦設立から首都がキャンベラに移転するまでは26年間ほど臨時の首都でした。

シドニーが首都だと勘違いされることも良くありますが、実はどちらも違うんですね。

メルボルンとシドニーの丁度真ん中くらいに位置するキャンベラが首都になったことから、もしかしたらメルボルンとシドニーの間で首都を巡ってバチバチの対立があったからでは?なんて話もあります。

メルボルンという街の魅力

魅力1. おしゃれな食文化

メルボルンのカフェ

お洒落なカフェ、様々な国の文化を楽しめるレストランなど、多文化だからこそ「飲む」「食べる」が本当に充実しています。

そんな中でもメルボルンはカフェの街として世界的にも有名で、イタリア系移民がエスプレッソを飲む文化を広めたことをきっかけに、ここ14,5年ほどの間にとてつもないブームと発展が起こっています。

日本では街を歩いているとスターバックスなどのカフェのチェーン店を良く見かけますよね?

メルボルンではあのスターバックスですら参入に苦戦するほど独自のカフェ文化が根付き広がっており、数え切れないほどの素晴らしいカフェというカフェが至る所にあります。

魅力2. 芸術を重んじる街の風土

メルボルンの美術館

有名、無名、歴史的なものから近代的なものまで様々な芸術にジャンルを問わず触れることのできるのも魅力の一つ。

ゆっくり見て回れば半日はかかりそうな程大きな美術館が無料で見学できたり、街の至るところでは建物の壁にウォールアートが描かれ(市によって許可された場所に限る)、いくつもの有名なアートストリートは頻繁な上書きでいつも新しい姿を楽しませてくれます。

メルボルンのウォールアート

他にもローカルのマーケットが曜日限定で毎週出店されたりと、とにかく町歩きが楽しいので自然と外に足を運んでしまいます。

魅力3. 多数のビーチとアクセスの利便性

カラフルなビーチハウスが立ち並ぶブライトンビーチ
Brighten Beach

メルボルンの夏は猛暑が続き40℃を超えることも珍しくありませんが、そんな真夏は近場のビーチで海水浴を楽しむことがおすすめ。

カラフルなビーチハウスが特徴的なブライトンビーチをはじめ、野生のペンギンが見れるビーチなんかもありまし、公共交通機関が充実しているメルボルンでは車がなくても気軽に海水浴へ行くことができます。

魅力4. 立派な建造物が多い

ハリーポッターの世界を連想させるメルボルンの州立図書館

歴史的な建造物の立ち並ぶおしゃれな街は歩くだけでも気分をウキウキさせてくれるものです。

市内には立派な聖堂やアーケードなど様々な芸術的な建築物が立ち並んでいて、そのほとんどが観光スポットになるほど有名です。

特に観光でメルボルンを訪れたら必見なのはビクトリア州立図書館でここは死ぬまでに訪れたい世界の図書館ランキングのTOP10にも入っているそうです。

(館内はまるでハリーポッターの世界。)

もちろん無料開放されており本を読んだり、勉強するには最高の環境です。

また市内にはいくつもの公園があり、無料で使えるBBQ設備を利用し友人や家族とピクニックをするのがメルボルン市民の週末の過ごし方です。

まとめ

1年間メルボルンに住んでみましたが個人的には観光、留学どちらの目的で来てもかなり楽しめると思います。

留学生の友人の中にはメルボルンが好きになりすぎて筆者も含め、移住したくなる人も決して少なくありません。

残念ながらオーストラリアへの移住は現状、現地のオージー(オーストラリア人)と結婚でもしない限り、かなりハードルが高いのが現実ですが、、、チャンスがないわけではないです。

今回の記事でメルボルンに少しでも興味が湧いてくれたら嬉しいです。

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